フォトスタジオの選び方

フォトスタジオの選び方について考えてみます。選び方と言っても具体的な方法の指南ではありません。

 

写真がより簡単に撮影出来るようになるにつれて、フォトスタジオを利用して写真を残す機会は減ってきているような気がします。ある程度は自分で撮影出来てしまうので、にわかカメラマンとも呼べるユーザーのフォトスタジオに対する期待値は機会の減少に比例して上がっていく。

撮影行為が容易かつ便利になったということは、フォトスタジオ側においてその提供するサービスはより多様性やスピード感を生み出しやすくなっているのですが、ユーザーのニーズとフォトスタジオのサービスのマッチングは双方の多様性を増すほどに難しさも増すのですね。

 

その難しさの原因として、デジタルカメラの便利な機能はあらゆるものを思いのままに撮影出来そうに感じさせてくれる、そこかな。撮れてないものは写らないという写真の本質は銀塩写真の頃から変わりません。つまりプロが使うデジタルカメラにも不可能はあります。

どれほど写真の修整加工が出来ると言っても、笑顔でないものを笑顔にするというのは非常に困難ですし、欧風家具を配置したハウススタジオにおいてチャイニーズな雰囲気は写りません。男は女に、老婆は少女には写りませんし逆もしかりなり。

フォトスタジオの選び方としてこの大前提を踏まえた上で、自分が望む写真はどのフォトスタジオで撮影してもらえそうかという視点から選ぶ必要があるでしょう。

 

フォトスタジオの選び方において、スタジオのHPをよく見ることは非常に大切です。おおよそのスタジオは七五三、成人式、結婚式の前撮りなどの記念写真をはじめ、履歴書用の証明写真、各種プロフィール、遺影やペット撮影など想定されるあらゆる撮影を網羅し、それぞれサンプル写真がHPに掲載されています。この事実だけで判断すれば、世の中に存在する営業写真館において撮れないものなどないではないかとなり、比較の基準は立地や価格など具体的な情報に眼が行きますが、よくよくサンプル写真を見比べることを選び方の一つとしてみて下さい。

例えば証明写真でも各フォトスタジオによって(もっと言うとフォトグラファーによって)光の当て方、レタッチのレベルは様々です。またサンプル写真の枚数も必然的に得意分野に偏る傾向があります。それらがフォトスタジオの提供出来る写真のクオリティーを表すと言っても差し支えないと思います。写すことと上手に撮ることとは別の次元です。

 

フォトスタジオの選び方としてまず自分がどんな写真を撮ってほしいかがイメージ出来たら、フォトスタジオのHPで場所や価格など具体的な情報を見るだけでなく、しっかりサンプル写真にも目を通してあなたのニーズとのマッチングを見極めて下さい。しかしながらHPの更新作業の煩わしさから、掲載写真にこだわらないフォトスタジオももちろんあり得るので、サンプルフォトがフォトスタジオなりフォトグラファーの実力の全てであるとは言いません。あくまでサンプルは実際とは異なる場合が多々あるのは世の常です。