商品撮影と照明


照明技術とは

商品撮影において訴求力のある綺麗な写真を撮影するためには、照明は言うまでもなく大切です。写真はその商品のイメージを決定するツールですから、高いクオリティが要求されます。商品を目で見た通りに、さらにはそれ以上の写真を撮りたいのならば、照明の選び方や当て方などのテクニックが必要です。フォトグラファーにとってはライティングと言われています。

プロのフォトグラファーはそのライティングによって商品を演出し、綺麗な写真を撮るのです。ライティングのテクニックは基礎知識も必要ですが、身に付けるには数をこなして慣れるしかありません。ECサイトの運営者や企業、メーカーの撮影担当者にとって、プロに依頼することが出来るならばそれが最も無難な方法です。その照明技術を駆使して、ほぼ外れのない商品撮影を行ってくれることでしょう。

 

商品撮影に必要な機材

事業として営む方においては何らかの理由で、プロのフォトグラファーに依頼することが出来ない場合もあるでしょう。ご自身で商品撮影を行わなければならない担当者もいるかと思います。使用に耐える商品の写真を撮影するには、以下の機材があると心強いです。

  • 一眼レフカメラ
  • 標準ズームレンズ
  • マクロレンズ
  • 三脚
  • 照明
  • レフ板
  • 背景紙

カメラと標準ズームレンズは、セットで販売されているものもあります。その他に照明と背景がセットになった、商品撮影のスタートセットも見つかります。

 

使いやすい定常光

ここでは照明について、たくさん種類がある中で何が望ましいか考えます。まず写真撮影に主に使われる照明の光源は、定常光と瞬間光とに分かれます。瞬間光とはピカッと一瞬だけ光るフラッシュの類です。定常光とは蛍光灯やLEDなど、常に光を灯している光源です。

この二種類では定常光の方が素人にも扱いが簡単で、撮影もすんなり行えると思います。照明機材を検討する際には、定常光を選ぶようにしましょう

 

定常光を使って撮影するには、特別なライティングのテクニックがなくても大丈夫です。もちろん基本的なカメラの設定や取り扱いは必須です。定常光は光源が光ったまま、つまり照明が商品を照らしている状態を正に、カメラで見える通りに写せるからです。すなわち商品が美しく見えるように、照明の位置や向きを変えていくことでライティングが出来ます。実際プロの撮影現場でも定常光の照明が用いられることがあります。

 

プロのフォトグラファーが使う照明

 ちなみに瞬間光であるストロボを使って撮影するにはライティングのテクニックはもちろん、露出計と言われる測光機やカメラとストロボをつなぐ通信機などの必要な機材も増えます。プロが瞬間光を使うのはストロボの方が光量の調整領域が格段に広く、最大のパワーが大きいからです。光量の大きさについて噛み砕いて言うと、明るい照明を使うことでカメラの絞りを絞り込むことができ、商品をくっきり鮮明に写すことが出来ます。逆に明るさが足りない状況ではカメラの絞りを開けなければならなくなり、商品の描写が不鮮明になることが起こりえます。このような傾向を克服するには、撮影のテクニックや機材の選択と撮影の工夫が必要になってきます。