商品撮影のレンズ

商品撮影を始める際にまず持っておきたいレンズは標準ズームレンズ、マクロレンズです。標準ズームレンズがあれば、レンズ3本分相当の効果が期待出来ます。さらにマクロレンズがあれば、商品のより詳細な写真を撮影することが出来るようになるでしょう。これからそれぞれのレンズについて簡単に説明します。


標準ズームレンズ

標準ズームレンズは焦点距離を24mm前後から、70mm前後までをカバーするズームレンズです。焦点距離50mmは標準レンズと言われます。焦点距離が50mmより短いと広角レンズ、長くなると望遠レンズと言われます。焦点距離は画角と最短撮影距離に関わります。噛み砕いて言うと画角とは画面に入る広さのこと、最短撮影距離は被写体にどこまで寄れるかということです。

 

  • 広角レンズ→画角が広く、最短撮影距離が短い
  • 望遠レンズ→画角が狭く、最短撮影距離が長い

 

実際の商品撮影では同じ場所、セットで様々な大きさの商品を撮影する際に、カメラ位置が変えられない場合があります。そんなとき標準ズームレンズであれば、画角を変えることで対応出来ることが役立ちます。レンズをたくさん揃えたり、レンズを交換する手間が省けます。

 

マクロレンズ

マクロレンズは近接撮影に優れたレンズです。近接撮影とは、被写体に近づいて撮ることが出来るということです。商品撮影では宝石やアクセサリーのように、小さなものを撮影するのに役立ちます。焦点距離は短いものから長いものまであります。同じ焦点距離のレンズと比べて、マクロレンズは最短撮影距離が短いのです。マクロレンズはズームレンズではなく、単焦点レンズであるため焦点距離は変わりません。

 

例えばニコンのレンズで最短撮影距離の違いを見てみると

  • AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E EDは1.0m
  • AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDは0.314m

マクロレンズの方が被写体に近づけることが分かります。

 

望遠効果の活用

望遠効果とは被写体の背景が綺麗に省略され、画面が引き締まった印象の写真になることです。これには被写体が強調される効果があります。そのためモデル撮影や商品撮影では、ズームの望遠側や望遠レンズを使用することが多いです。また望遠レンズは広角レンズに比べて、被写体や画面の歪みが生じにくい性質があります。商品撮影では被写体の形の再現が大事ですから、望遠レンズの性質が有効です。